黒川洋行 Kurokawa Hiroyuki
TVCM制作会社を経てCMプランナー、イラストレーターに。 2006年渋谷区に「maruse」を開店。その後目黒に移転し営業中。 広告、出版物のイラストレーションを中心にTOKYO FM、福山雅治 のグッズ、web、モバイルサイト、東急リバブルなど企業やイベ ントのキャラクターも多数制作。著書に『ユーズド・ミックスのススメ インテリアに役立つ古小物』(雷鳥社)がある。
http://www.shopmaruse.com/.
立ち読み......................................................................................
制作裏話
もともと黒川さんはイラストレーターとしての売り込みで雷鳥社にいらっしゃいました。そこで対応したのは、弊社社長の柳谷。どういうわけか、話が古道具へと流れ、黒川さんがたまたま持ってきていた、古道具のネタ帳で意気投合。打ち合わせ後、興奮した様子でわたしに、「谷口、これ興味ない? 俺はおもしろいと思うんだけど…」とそのネタ帳を手渡されました。
わたしは『写真と古道具のくらし』saorin著も担当していましたし、古いヘンテコナものが好きだったので、「興味めちゃくちゃあります!」と即答。そのネタ帳には、紙でできたランドセル、かなり錆びついた手榴弾のダミー、包装紙に包まれたままのデットストック弁当箱などが、写真と短い文で解説されていました。「お店でこういうのを売っているので、儲かるわけないですよ~」と黒川さんはボヤいていたそうです。
“愛おしいけど売れない古道具”個人的にすごく読みたい!! 最初はこの路線のエッセイ本を企画していました。でもまぁ、いろいろとあって、最終的にはそれは巻末のお楽しみにとして掲載することに。打ち合わせの際に、maruseで新しい古道具を見つけ、それについてあれこれ話す時間は最高でした。あとになって思い返すと、黒川さんが古道具のひとつひとつについて嬉しそうに話すから、こちらもあんなに楽しい気分になったんだなと。けっこう話が脱線して、収拾がつかなくなったこともあったのですが、まぁ、それはお互いがB型だからということで、仕様がない。この本の制作チームは、デザイナー以外、全員B型! A型のデザイナーはいろんな意味で冷や冷やしたそうです。まったく気づきませんでしたが…。
最後に、今回のフェアのご協力をお願いしたときに、「断る理由が僕にはない!」とおっしゃってくださったこと。とても心強く、救われた思いでした。黒川さんはハンチングが似合う、オシャレな方です。ぜひ、フェアでは古道具について質問してみてくださいね!
スポンサーサイト
- http://raichoshabookfair.blog.fc2.com/tb.php/10-ae84525b
トラックバック
コメントの投稿